お手入れに固形ワックスをおすすめしない理由
こんにちは。MSB水なし洗車ビジネスの日野です。
寒い冬は自分で洗車するのって本当に億劫ですよね。外に出るのさえ躊躇するのに、水に触れるのは苦痛だと思います。
車好きのみなさまはご自分で洗車される方が多いと思いますので、冬の苦労は痛いほど分かります。
今回は固形ワックスについてお話ししたいと思います。
固形ワックスは根強い人気を誇り、値段が驚くほど高い高級品もあります。
高級品とされるワックスはカルナバ蝋を使用しているのですが、このカルナバ蝋とは、ブラジルロウヤシの葉の表面を覆う蝋を原料とするもので、しっとりと濡れたようなツヤを与えます。
高級品は塗ればとてもキレイなツヤが出るのは間違いないのですが、実はとても施工が難しいのです。
多くの人はワックスをつけすぎる傾向にあり、そのワックスが後々、車に大きなダメージを与えることになります。ワックスを均一に塗りムラなく仕上げるには、結構な技術が必要になります。ちなみに、多くつけすぎると、ワックスが乾いた跡が残り、簡単には取れないようになってしまいます。施工直後は見えないのですが、時間が経過して乾いて、さらにその上に汚れがつくと、ワックス跡が表面にはっきりと見えるようになります。
このワックス跡はとても厄介で、シャンプー程度では全く落ちないのです。強くこするとキズになり、やさしく触れても全く落ちないとても厄介な汚れとなります。無理に力を入れて擦ると塗装面にキズが残ってしまいます。
場合によっては、ポリッシャーなどで磨きをかけないと修復できない場合も発生します。
固形ワックスを使うときは、特につけすぎには注意しましょう。
個人的には、ワックスを使用するのであれば、コンパウンドが入っていない液体ワックスがおススメです。
せっかくの大切な車です。知識をもっていつまでもキレイな状態が保てるようにしましょう。