他人を偏った見方で見ていませんか?(心理学のお話し)
【対応バイアス】って聞いたことはありますか?
心理学の話しにはなりますが、「バイアス」とは「偏見、偏り、先入観」などといった意味の言葉です。
対応バイアスとは、本人に責任の無いミスを本人の資質の問題でミスをした、と考えてしまったりすることを言います。
例えば、部下が出勤時間に遅刻をしてきたとします。
こんな時、「どうせ寝坊したんでしょ」などと考えてしまいませんか?
実は本人は、いつもと同じ時間に家を出たのに、道路工事や事故などがあり、渋滞にはまってしまい、遅刻してしまったのです。
この場合、外的要因が大きいにも関わらず、遅刻した本人の資質の問題にしてしまいがちです。
これは心理学的に、人間はそのように考えてしまう、という研究結果がでています。
ひょっとしたら、芸能人や政治家などの報道でもこういった【対応バイアス】がかかって、報道されてしまい、実は本人に責任が無いものなどもあるかもしれません。
このサイトを訪問していただく方は、これから従業員を雇ったり、する方が多いと思います。
様々なバイアスがありますが、この【対応バイアス】というものがあることを理解し、勝手にバイアスをかけて他人を従業員を見ていないか、など時には意識をする必要があります。
うまく組織を運営していきたいものですね。