純水で洗車する意味はあるのか?
みなさんこんにちは
MSB水なし洗車ビジネスの日野です。
先日、こんな質問をいただきました。
「純水で洗車をしているが、効果があまり分からない。どんなメリットがあるのでしょうか。」
私が「効果は感じられないと思います。気休めにすぎないです」
というとビックリしていました。(がっかりさせてすみません!!)
純水とは水道水やミネラルウォーターに含まれるカルシウム分やマグネシウムなどのミネラルを含まない非常に純度の高い水を言います。
確かに純水を使用することで、不純物が無いため、水の蒸発跡として残るスケール(イオンデポジット)の発生を防ぐことが出来ます。
ただし、現実には、純水の力を発揮できる洗車の場面はほぼありません。
洗車をするときは洗剤を使用しますが、洗剤自体が不純物ですので、純水を使用したところで、ボディに触れた段階で純水ではありません。
また、車には汚れが付着しておりますので、純水をかけた後は汚れと混じって不純物まみれになります。純水ではなくなるのです。
実験としてキレイなボディに純水と水道水を垂らし蒸発させると水道水との違いを感じることができます。
しかしながらそのような環境下で洗車をすることはほとんどなく、しかも拭き上げを行うのですから、水滴は残らないため、
純水を使っても使わなくてもスケール(イオンデポジット)は発生しません。
ですので、「純水を使って洗車をすることを自社の売り」にするのは営業手法としてアリなのですが、
実際は、効果を感じられないものにコストをかけることになってしまうことを理解しておくべきだと思います。