ニッチなビジネスやるなら「とんがったほうがいい」
みなさんこんにちはMSB水なし洗車ビジネスの日野です。
弊社で教えるビジネスでは、「大手企業ではないのだから、大衆に迎合するような低価格路線ではなく、多少価格が高くても、ユーザーが心から満足するサービスにした方がいい場合もありますよ。」と提案しています。多くの人に満足してもらおうとすれば、価格を下げてとっつきやすくすることで、一度に多くの顧客を相手にすることになりますが、こうした薄利多売路線は、利益率が低く、スケールメリットがなければ旨みがあまりありません。つまり、資金も体力もある大手企業向けの戦略です。
規模の小さな業者が生き残っていくには、工夫が必要です。大手ができない「気配り」と「サービス」を充実させて、顧客満足度の向上に特化していく必要があります。幸い、現在のビジネスモデルは、多くの企業が参戦しているわけではなく、利用者の利便性をウリにできるモデルであるがゆえ、最初から薄利多売路線を歩む必要は全くありません。
薄利多売路線は、規模が拡大し、ライバルが増えたときに初めて打って出る方法だと考えます。最初は一部の人に熱狂的に支持されるような「とんがった」くらいのビジネスモデルのほうが、結果的にうまくいくケースもあります。もちろん、ビジネスですから、ケースバイケースのこともありますので、必ずしも正解とは言えませんが、少なくとも、「自分は低価格で多数の方にサービス展開したいのか、少数だが一部の人に熱烈に支持されるような展開がしたいのか。」を最初に方向性を決めておきましょう。